【SCM】サプライ・チェーン・マネージメントは、直訳すると『供給は営業サイドと繋がる』でしょうか(?)もっと意訳して、『リアルタイム受注生産』という方向で考えると簡単です。その昔(笑)日本の家電メーカーなどが、『思い込みで』大量に生産して、売れ残りで苦労したり。もしくは、初期の販売で元を取り、在庫処分にはいったら『利益』にあてるとか。いずれにしても、『思い込みで』販売計画をたていました。これらは生産ラインとも密接に関連していました。『大量につくれば単価は安くなる』が、合い言葉の昔ながらのベルトコンベア方式。…ですが、通常、生産のほうが速いですから、売れるまで、在庫を保管しておく倉庫も必要になります。流通(コストアップ)も必要となります。 販売方法も原則、『依託』でしたから、販売店から大量に返品を受ける(コストアップ)こともあります。
|
| | | | | | | | |
|
メーカー、流通(卸し)、小売(委託)販売店が、相互にコスト削減を目指した行く着く先は、販売店と流通(卸し)が消えていきます。(ユニクロ、GAP:直営店)また、ウェブオンライン販売でメーカーも直販を心掛けました。(デル、ソニー、アップル、小林製薬、サントリー)意外にも、苦戦しているのが、これまで元気だったカタログ通販会社です。(セシール)コンビニもそうですが、『売れたら、供給する(作る)』に変わっています。もちろん、売る努力は、企画力、営業力ともども、ますます厳しくなっています。市場調査も激しいです。家電、食品、嗜好品などなど各々市場の大きさは違いますが、これまでは数百万が標準的でしたが、現在では、数十万規模なら立派な市場と呼べます。数万でも時には成り立ちます。流通はなくなりませんが、コンピュータ&ネット力によって大きく変化していっています。
|